【歌詞考察】おしゃかしゃま【RADWIMPS】

さて、「おしゃかしゃま」とはどんな意味でしょう。

おしゃかしゃま?

「お釈迦様(おしゃかさま)」と同時に、「逆様(さかさま)」という意味も含んでいるんですかね。

RADの楽曲でまず考えるのは、「タイトルが何を意味しているのか」ということです。

お釈迦様(おしゃかさま)

釈迦(しゃか)は、紀元前5世紀ごろの北インドの人物で、仏教の開祖である。

出典:Wikipedia

お釈迦様は、若い頃から「人間はなぜ生きるのか」で悩んだそうです。
おしゃかしゃまからも、「人間はなぜ生きるのか」というテーマが感じられます。

逆様(さかさま)

さかさま【逆様】

1 物事の上下・左右・前後・裏表などの関係が本来の状態とは反対になっていること。また、そのさま。逆 (ぎゃく) 。さかさ。さかしま。「―から読んでも同じ言葉」「セーターを裏表―に着る」「壁の絵が―だ」
2 道理や事実に反すること。また、そのさま。さかさ。さかしま。「言う事とする事が―だ」「娘に説教されるとは―だ」
3 特に、子が親より先に死ぬこと。

出典:goo 辞書

おしゃかさまも、「道理や事実に反するさま」を論じているように感じます。

お逆様(おさかさま)

ちなみに、十返舎一九の『妖怪一年草』(ばけものひととせぐさ)と草双紙(江戸時代の娯楽本のようなもの)には、「お逆様」という化物が登場するようです。

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おしゃかしゃま

歌詞はこちら

収録アルバム

5thアルバム「アルトコロニーの定理」の2曲目に収録されています。

シングル曲ではありませんが、RADWIMPSの中ではかなり主力級の曲です。言わずと知れた名曲です。"おしゃかしゃま"からRADのファンになったことも多いことでしょう。

曲の特徴を簡潔に。

アップテンポで早口で日本語で、恋愛要素あまりなしです。いわゆる"哲学的な歌詞"というのがよく表れている曲です。

私はここが好き。

まずは歌詞でしょう。しかも冒頭の歌詞が秀逸。

カラスが増えたから殺します さらに猿が増えたから減らします でもパンダは減ったから増やします けど人類は増えても増やします

ここだけでこの曲の世界観を見事に表現しています。しかもテンポが良い。超早口。舌が回らないくらい。そして間奏がほとんどないので休憩できない。カラオケでこの曲歌ったら全力使い切る感じです。

歌詞内容の考察。

なにさまなのさ

ご紹介したように、冒頭で、"人類って何様なのよ、神様か何かなんですか"という疑義が示されます。カラスや猿は多すぎると困るから減らそうとするし、でもパンダとか絶滅しそうなのは増やそうとしたりするし。だけど人類はずっと増え続けているのに増やそうとし続けている。そして、人類が思い描く神様は大体人の形をしている。これって人類は神様に近い存在だとか勝手に思っているの?という感じで。
そして、"僕が神様ならどうするか"という仮定に入ります。7日間で作ったりせずに、もっと時間をかけてきちっとした計画を立ててからにするよ、と。この7日間というのは、"天地創造"から来ているんでしょうね。
その後、破茶目茶になります。いや、無茶苦茶になります。そして、有耶無耶になります。じゃあどうしたら良かったの?どうすれば良いの?そこに答えはなく。どっちに行ったって、どこに行ったって、ダメだダメだってなるんだよね。ダメが生じない完璧な状態なんてないんですよ。だから、ありのまま生きなさいな。完璧を求めすぎないで。無理しすぎないでね。そんなメッセージを感じます。
※勝手な解釈です。悪しからず。

 いったいどうなってるんだ・ゔぃんち

おしゃかしゃまの良き所は、韻が心地良いところです。

運命の合致、自分勝手スケッチあっちこっちそっち、ってどっち、一体どうなってるんダ・ヴィンチ

とね。ダ・ヴィンチは、レオナルド・ダ・ヴィンチのことでしょう。おそらく。

なんとかっていった連鎖

食物連鎖”と、直で言わないところも味がありますね。噛みごたえがあります。

食物連鎖(しょくもつれんさ、英: food chain)とは、生物群集内での生物の捕食(食べる)・被食(食べられる)という点に着目し、それぞれの生物群集における生物種間の関係を表す概念である。

出典:Wikipedia

食物連鎖の上に立っている、つまり、捕食(食べる)はするけど被食(食べられない)はされない地位に上り詰めたのです、人類は。稀に被食されるケースもあるかもしれませんが。一般的な関係ではないので、考えないでおきましょうか。

だがしかし、トップに上り詰めたのに、なおもてっぺんがあると言い張っているらしいです、人類は。上には上がいる。上を目指すのが人類。これは最後の歌詞で否定されますが。

上じゃなくたって 下じゃなくたって 横にだって道はあんだ

これは、かの有名な”ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン”の言い換えとも取れますね。

競争社会で上だとか下だとか勝ちだとか負けだとか優れているとか劣っているとかそんなことを気にしすぎるのではなくて、自分自身を大切にしましょうよ、と。ちょっと競争社会から外れてみましょうよ、と。

だめだだめだ

何を言っても、何をやっても、批判する人、いますよね。人のことを批判するのは簡単です。立場や考えが違う人がいれば、何かしら、批判することを見つけられてしまうからです。特に現代は、ネット上での誹謗中傷(ダメだダメだ)が溢れていますよね。

何を言ったって 何をやったって ダメだダメだって言うんだ

じゃあどうしろっていうの。

ならばどうすればいい どこに向かえばいい
いてもいなくなっても いけないならば どこに

こっちにいたらダメだっていうし、あっちにいってもダメだっていうし、いなくなったらなったでダメだっていうし、一体どうなってるんダ・ヴィンチ。

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おしゃかしゃま まとめ

ある意味、社会風刺ですよね。人様とは何様かと。

恋愛要素があまりない代わりに、人生論だったり死生観だったり生き方を問うている歌詞でしょうか。

哲学的な歌詞とは良く言ったものです。

一方で、曲とテンポと早口と、歌詞の内容をあまり理解していなくても心地良い響きがあります。

それが、名曲たる所以です。両者を併せ持っていることが、パーフェクト過ぎます。

※個人的感想です。悪しからず。

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