【歌詞和訳・考察】七ノ歌(なのか)【RADWIMPS】

七ノ歌と書いて、なのかと読みます。
7という数字の歌で、七ノ歌なのかな。

果たしてどうなんでしょう。

まず考えられるのは、「ラッキーセブンの歌」です。

ラッキーセブン(英: lucky seven, lucky 7)は、7は幸運の数字であるとする、英語圏を中心とする西洋での思想である。輸入する形で日本においても一般に広まっている。ラッキーセブンの語が用いられる場面はさまざまであるが、野球が起源とも言われる。アメリカの野球の試合に置いて、7回目の攻撃で打った球が強風でホームランになったことに由来。

出典:Wikipedia

とはいっても、野球的要素はないですね。「会心の一撃」みたいに、ホームラン的要素もないですね。

伝えたいメッセージとしては、「君と出会えた僕は幸運だよ」ってことでしょうかね。
「七ノ歌」という名の、「ラッキー運(※「25コ目の染色体」参照)を持ち合わせた僕の歌」でしょうかね。

一方で、仏教の死生観において「七日(なのか)」というのは重要なポイントです。初七日(しょなのか)という言葉をご存知でしょうか。

初七日の意味

仏教では人間は四十九日後に生まれ変わると考えられており、亡くなってから7日ごとにお勤めをする習慣になっています。

亡くなった日から7日目の法要が「初七日」です。

初七日は、故人が三途の川のほとりに到着する日とされており、故人の生前の行いによって三途の川の渡り方が分けられると考えられています。

生前に良い行いをしてきた者は橋を用意され、少し悪い行いをした者は浅瀬を渡り、悪い行いをしたものは深みを渡らされると考えられています。

出典:http://www.sougisya-erabi.com/tera/houji/604/

つまり、亡くなってから「七日目の歌」かもしれません。

では、見ていきましょう。

七ノ歌(なのか)

歌詞はこちら

※実際に歌われている詞とは英語詞が微妙に異なるので、この記事で補足します。

収録アルバム

5thアルバム「アルトコロニーの定理」の5曲目に収録されています。

7番目ではありません。
このアルバムの7番目の曲は、「ソクラティックラブ」でございます。

いつかこの歌についても書きましょう。

曲の特徴

英語詞から始まり、日本語詞が入って、英語詞で終わります。
サビも英語。日本語部分は全てラップみたいな感じです。

早口部分が大好きな私にとっては、最高の曲です。

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歌詞解釈(日本語詞の世界)

さて、この「七ノ歌」という歌の歌詞は、非常に深いです。読み解き甲斐があります。

そのポイントの一つとして、「日本語詞だけで見える世界」と「英語詞だけで見える世界」が異なるという点があります。

そこを捉えると、「2つ合わせた世界」がより深みを増していきます。

当の私も、日本語詞だけで満足していた(早口好きなだけに)タイプですが、英語詞を深く考えることによって、深みにハマりました。

さらに、歌詞カードに載っていない部分の歌詞を考えることによって、より深みに引きずり込まれました。

では、まずは日本語詞の世界を見ていきましょう。

超絶美女か超絶イケメン

別にこれと言っていい顔だなんて 思ったことはないんだけど

なんていう始まり。超絶美女か超絶イケメンでないと口にしてはいけないセリフです。

角度詐欺とか光詐欺

誓ってそれはないけど まぁ一度くらいならあるかもしれないけれど

一度くらいはあるという表現が絶妙です。まぁ一度くらいならみんなありますよね。角度詐欺や光詐欺を駆使して、詐欺写メなんて撮っていた時代が私にもありました。

お前好みの顔に、私はなりたい。

ただそんなことはどうでもよくて お前がこの顔好きだって
言ってくれるから 褒めてくれるから

そうなんです。僕に「いい顔」は必要ないのです。「お前好みの顔」さえあればそれでいいのです。

両親への感謝。感謝です。

この俺の好きな人の好みに俺を作った二人は天才です

ここで両親への感謝が入ります。反抗していた時期もありましたが、こうなって、今となって、素直に両親に感謝出来るようになりました。ありがとうございます。

伝統芸

いつか俺にも使わせてほしい 俺の子供もそうあってほしい

伝統芸ですね。受け継いでいきたいものです。

ろくでもない僕

そして、次の展開です。ここから"7"が登場し始めます。

俺は0でも1でも2でも3でも4でも5でも6でもない

この最後の「6でもない」は、「ろくでもない」と歌います。ろくでもない僕です。

お前といるのはとんでもない

だから ほんとはお前といるのは8でも9でも10でもない

そして「10でもない」は、「とんでもない」と歌います。お前といるなんてとんでもないのです。

勿体なさすぎる。

勿体ないとは言わせない まぁ言われたところで気にしない

君という存在は、そんな僕にとっては勿体ないくらいなんでしょう。
これはRAD詞でよく出てくる設定です。君は僕にとって素晴らしすぎる。美しすぎる。勿体なさすぎる。

地球で一番すぎる。

だって地球で一番大切な人の地球で一番大切な人になれた俺は地球で一番...

地球で一番大切な君。その君が地球で一番大切な僕。そんな僕は地球で一番...

ハッピーでしょうね。ここでハッピー運(※「25コ目の染色体」参照)の登場です。

ついに7の登場。

ところで話は戻るけど 6でもないとか言ってたけども
ならばあなたは何なのよ って残すはもうあと一個でしょ

0から10まで数字がありました。その中で、7だけ残りました。そう、君が選んだのは7だったのです。数ある男の中から、君が選んだのは、7(僕)。そんな幸運なことはありません。

25コ目の染色体

言わずもがなと思うけども もちろんそれは7ですよ
ご存知の通りこの僕の 頭にはラッキーがついてるの

ここでラッキー運(※「25コ目の染色体」参照)の登場です。25コ目の染色体が揃いました。

君と出会えた僕は、7みたいに幸運な奴。
君に好かれた僕は、7みたいに幸運な奴。
こんな幸運な奴は、まるで7みたいな奴。

とても幸運な世界ですね。

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歌詞考察(英語詞の世界)

とりあえず、英語詞を和訳してみます。

君と一緒にいたい

Say "I wanna be with you" I just wanna be with you
Yes, I wanna be with you Until I die

(なんちゃって翻訳)
「君と一緒にいたい」って言いなよ。
ただ君と一緒にいたいだけ。そう、君と一緒にいたい。死ぬまで。

僕って誰?

Talking to my favorite songs and I'm about to fly
I wish that I'd be there next to closest by your side
'So am I'. Well, Who am I?

(なんちゃって翻訳)
僕のお気に入りの歌達に話しかけながらさ、もう逃げ出しそうだ。
君の一番そばにいられたらいいのにな。「僕もそう思うよ」。で、僕って誰?

世界をシャットダウン

Reality knocks on my door and I'm about to cry
I tried to shut down the world but it's time to say good-bye
You and I will live and die, well so what

(なんちゃって翻訳)
現実って奴が僕のドアをノックしてくるからさ、もう泣き出しそうだ。
僕は世界をシャットダウンしようとしてたんだけど、もうお別れの時間みたいだ。
君と僕は、生きるけど死ぬ。だから何だって言うんだ。

なぜならば。

Cuz I wanna be with you Cuz I wanna be with you
Cuz I wanna be with you Until I die

(なんちゃって翻訳)
だって、君と一緒にいたい。君と一緒にいたいから。
君と一緒にいたいからだよ。死ぬまで。

ラスト。

主要な歌詞はこのような感じですが、ラストにかけて、以下のフレーズが入り乱れます。

  • Say "I wanna be with you"(「君と一緒にいたい」って言いなよ。)
  • I just wanna be with you(君と一緒にいたいだけだよ。)
  • Yes, I wanna be with you(そう、君と一緒にいたい。)
  • Cuz I wanna be with you(だって、君と一緒にいたい。)
  • Until I die(僕が死ぬまで。)

やはり、僕って誰?

この中で、以下の疑問が湧きます。

  • 君と一緒にいたい「僕」って誰でしょうか?
  • 僕が死ぬまでの「僕」って誰でしょうか?

私は、どこか客観的に僕を見ている僕がいると感じます。
さらに言えば、僕でない僕という存在を意識しているのかもしれません。
「君と一緒にいたいと思っている人」を、「僕」と呼んでいるのです。

別れの歌?

僕は、「君と一緒にいたい」って言ったけど、そう思っていたけど、それは、「僕が死ぬまでの間」だけなのです。

僕が死んでしまったら、その期間は終わるのです。

僕が死ねば、また次の僕が現れます。そして、次の僕が君と一緒にいたいと思ってくれるでしょう。君の側にいてくれるでしょう。

今の僕は、君との別れを意識しています。

明日、明後日、明々後日で俺の人生終わりだって
言われたって いいんだって

ここにも僕の思いが表れています。僕の人生が終わったら、君の人生はどうなるのでしょう?

君の人生には、次の僕が必要です。そんな思いが見え隠れしているのです。

最後の空白の後のラスト

この七ノ歌という曲は、4分45秒くらいで"Until I die"で一度終わった感じになります。

しかし、数秒間の空白の時間の後、"Cuz I wanna be with you"とまた始まり、例のフレーズが入り乱れます。

何と言っているのでしょうか?

その中に、あまりはっきり聞き取れないのですが、これまでとは異なるフレーズが混ざっている気がします。

"loveliest(この上なく素敵なもの)"とか"RADWIMPS"とか聞こえるような気もしますが。

さらに最後は、"Says you"と聞こえなくもありません。

"Says you"は、「それはあなたの見解だ。私の見解は違う。」というような意味です。

「なんちって」という曲の最後の「なーんちってね」のようなものでしょうか。

ここでもやはり、僕の二面性が見られますけどね。

おわりに

もろもろの視点を考えてみましたが、私は、君との別れを意識した歌だと思いますね。

君に別れを告げている歌とすら感じます。さらに、冒頭に挙げた死生観の歌とも感じます。

今までありがとう。僕は本当に地球で一番幸せだったよ。

僕がいなくなっても、また次の僕が君と一緒にいてくれるはず。

"Says you(それはあなたの見解だ。私の見解は違う。)"とは言わせません。
まぁ言われたところで気にしません。私が思ってるだけでいいのです。
そもそも勝ち負けではないし、判定の仕方も分かりません。

真相は闇の中。というか、聞き手の心の中だと思います。

言葉はひとり歩きして、受け手が好きな解釈を選べば良いのです。

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