【歌詞考察】学芸会【RADWIMPS】

みなさんは、学芸会と聞いたら、何を思いますか。浮かべますか。
わくわく。どきどき。そわそわ。いやいや。
学芸会という曲名から、何を思い浮かべますか。
明るい。楽しい。感動。達成感。泣ける。憂鬱。

RADWIMPSの学芸会は、やはり期待を裏切りません。
換言しますと、やはり期待通り期待を裏切ってくれます。

学芸会を待ち望んでいなかった、学芸会なんてなくて良かった、学芸会の前日なんて憂鬱でしょうがなかった、そんな非リアなあなたを主役にしてくれる学芸会です。

※非リア・・・リア充でないこと。非リア充ともいう。恋愛や仕事などの現実生活(リアル生活)が充実していない人間のこと。または、非リアル生活が充実している人間のこと。

※学芸会における非リア・・・学芸会をリア充のように充実させることが出来ない人間のこと。または、学芸会を非リア的に充実させることが出来る人間のこと。

学芸会

歌詞はこちら

収録アルバム

6thアルバム「絶体絶命」の5曲目です。

曲の特徴

ストーリー調の歌詞です。学芸会の始まりから終わりまで。そして最後には運動会が始まるという壮大なストーリーです。

このストーリーの主人公は僕です。いや、少年Dです。脇役を任された少年Dです。きっと少年Aと少年Bと少年Cがいて、4番目の脇役の少年Dです。そんな脇役が主人公のお話です。

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歌詞考察・解釈

これに共感出来る方は、きっと何の陰りもない学芸会を経験はしていないでしょう。何の陰りもない学生生活を送ったわけではない方でしょう。陰りがあるからこそ、共感出来る。そう思います。

まずは、冒頭。

寄ってらっしゃい 来てらっしゃい 待ちに待った今日は学芸会
みんな切磋琢磨して 力合わせて 作り上げてきた一大舞台

なんて良い始まり。素晴らしい始まり。これから素敵な明るいストーリーが始まりそうな。逆に何の変哲もないただの明るいストーリーが始まりそうな。そんな感じですが、すぐぶち壊してくれます。

ちょっと待って そうだっけ? なぜにここに俺はいるんだっけ

これだけで十分。みんなで準備してきた学芸会の中での、学校の中での、クラスの中での、自分の立ち位置が分かります。間違いなく、中心になってリーダー級でみんなをまとめあげるようなタイプではないです。それがまた良いのです。大体の人は、そんな人ですから。だって、クラスに40人いたとしたら、リーダーは1人。リーダーでない人は39人。圧倒的多数でしょう。その立場になって話を進めてくださって良いんですよ。

次に、自らの立ち位置を把握。

この世界では僕は少年D 名前も知らない少年D
台詞はひとつ「おやすみなさい」そう僕がいなくても始まる舞台の
端っこに立った少年D 誰も彼なんか見ちゃいない

これは、演劇なんてやろうものなら、必ず生まれる問題ですよね。いつかは主役になれるように頑張るとか、プロの世界のような話ではありません。そこで主役をやることがなければ、二度と主役をやることなんてないという一大舞台です。
そこの配役で、学校生活の役割が決まるようなものです。気にする者にとったらそれくらい、自分のポジションを改めて自覚させられる残酷なイベントですね。学校行事なんてものはみんなそんなものですが。

そして、暴走。

このストーリーの中で、やがて少年Dは狂い出します。そして、逃げ惑う群れの中、あえなく捕らえられてしまいます。

  1. 世間の中の自分の立ち位置に不満(目立たないとか無視されているとか)
  2. 狂って暴走することによって目立つ(少年犯罪に近い)
  3. そして、捕まる。(未成年なので氏名は公表されず、少年Dと報道される)

こんな状況と重なります。このような展開も含んだ歌詞でしょう。

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まとめ

世界は僕がいなくても勝手に始まっていくけど、僕の世界は、僕がいないと始まらないんですよね。つまり、世界と僕の世界はかけ離れてしまっているんですよ。

自分が世界に影響を与えると思えるほど、目立っていないし、自信もないし、実力もないし、じゃあどうしたらいいの?という苦悩を描いている感じがします。

そんな悩みを抱えた、スクールカースト下位層にとっては、学校行事なんてものは、楽しいものでもなんでもなかったりするんですよね。

スクールカースト(または学校カースト)とは、現代の日本の学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。もともとアメリカで同種の現象が発生しており、それが日本でも確認できるのではないかということからインターネット上で「スクールカースト」という名称が定着した。

出典:Wikipedia

この曲の最後に運動会が始まるのも、その感覚を表現している感じがします。1つのイベントを乗り越えても、また次のイベントが待っているという。試練の連続です。そうやって人は成長していくんですかね。

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